高学歴だからコンプレックス!自分をもてあます閉塞感
学歴についての悩みは、自分の持っている学歴よりも高レベルの学校を卒業した人に対する劣等感だけではありません。
あこがれの対象となるはずの高学歴を持っている女性が、自分自身の持つ学歴に振り回されて劣等感を抱き、強いコンプレックスになってしまう場合があります。
この逆説的な「高学歴だからコンプレックス」とは一体どういったものなのでしょうか?
高学歴というだけで色メガネをかけられてしまうのがイヤ!
T大学を卒業したK美さんは、現在大手スーパーの社員として働いている。
もともと接客業が好きで、生活に密着した小売業をやってみたかったK美さん。
全国規模の大手スーパーを展開しているこの会社に旧帝大出身者が入社したのは初ということで、新入社員のころから目立つ存在だった。
これがじわじわとしたプレッシャーとなり、日々ストレスだと語る。
「T大卒というだけで“基本完璧”という色メガネで見られます。一度聞けば覚えているだろう、一度やれば出来るだろう…そんな雰囲気はずっと消えません。」
そんな周囲の期待に答えるべく頑張り、結果を残してきたとしても、返ってくる言葉は
「T大卒はやっぱりすごいね!」
「私は自分自身を見て欲しいのに、何をやっても“T大卒の女子社員”としか見てくれません。ここまでくると珍獣扱いです(笑)」
そんな風に自分の感じている悩みを明るく笑いに変えて結果に結びつけ、頑張ってきたK美さんも、最近しばらく食事もとれない程ショッキングな事があったという。
「実は私、社内の先輩と結婚を前提にお付き合いしていたのです。
いざ両家にご挨拶に行く話になったとき、私側の親兄姉全員がT大卒だと言うことを彼に伝えたとたん『俺は君に一生コンプレックスを持って生きていきそうでイヤだ』と…。
ふられてしまいました…。」
彼の出身校はいわゆるMARCHレベルで決して低い学歴ではないが、本心は彼女の学歴にかなりのコンプレックスを抱いていたのだと告げられてしまった。
「私、男見る目無くて!」
と言いながらも、高学歴コンプレックスにため息が止まらないとK美さんは寂しく笑った。
年数を重ねることでコンプレックスが気にならなくなる
K美さんがこの高学歴だからコンプレックスを克服したと実感できたのは、入社して10年ほどたった頃でした。
社内で真面目に業務に取り組み成果を出し続け、女性らしいきめ細やかなコミュニケーションで心を配ってきたK美さん自身が「評価」されたのです。
「もう私を誰も『T大卒のあの子』とは言いません(笑)」とは現在のK美さんの発言です。
高学歴とは確かに環境によっては周囲の劣等感をじんわり刺激してしまうもの。
そのためK美さんのようないわれの無い扱いを受けてしまう場合もあるのです。
でも、最後に残るのはその人の持つ人間力です。
K美さんのように自分の努力で磨き上げた自信でコンプレックスをけちらす素敵な女性になりたいですね。